「この相手とはウマが合わない」、たとえプライベートでそう感じることがあっても、その方と関係を絶ってしまえば人間関係で生じる嫌な気持ちは解消されます。しかし職場での人間関係、とりわけ上司など目上の相手との関係はそれでは済みません。どうにも解決策を見いだせないまま、パワハラやセクハラなどで悩み、精神状態を崩されるという方が近年後を絶たたないのは周知の通りです。人間関係の悪さは、一時的な場合もあれば恒常的な場合もありますし、表層的なものあれば根源的なものも存在します。中でも深刻なのは、何と言っても恒常的かつ根源的なケースでしょう。そのような場合は、往々にして前世からの悪因縁が関係しているため、もはや霊能力を使わなければ解決不可能なのですから。直属の上司から陰湿な嫌がらせを受けていた村上百合さんもまた、そうしたご相談者の1人でした。
電話がつながるとすぐに、村上さんの心が非常に危険な状態にあることが霊視できました。それほど彼女は、上司からの嫌がらせが原因で精神のバランスを崩されていたのです。さらにその上司の魂も霊視すると、村上さんとの間に強い因縁が存在することがすぐに見抜けました。それはお2人の前世から続いているとても強い悪因縁で、村上さんがいかに頑張って上司との関係を改善しようとしても、彼女1人ではどうにもならないほどの強いものだったのです。鑑定結果を少し具体的に申しますと、前世においてお2人は地主の娘と小作人という関係にありました。村上さんが地主の娘のほうで、彼女の上司が小作人です。そう、お2人は前世でいわば現在と反対に近い立場にありました。そして地主から過剰労働を強いられていた村上さんの上司は強い恨みから、立場が逆転した現世において村上さんに対して無意識裡に前世での報復を行なっているというわけです。上司自身が自分でも理由が分からないまま、村上さんに対して否定的な感情を抱いているのだから、村上さんとしても対応のしようがありません。鑑定からわずか数分でそこまで把握できた私は、お2人の間にあるその悪因縁を強制的に断ち切ることが問題の解決になると判断し、すぐに縁切りの占術を施したというわけです。もちろんその判断は正しく、鑑定後ほどなくして村上さんのお悩みは完全に解消されました。彼女に対してパワハラを行なっていた上司は、人事異動によって他県の支社に異動になったというのですから。先日送られてきた村上さんからのお手紙によると、後任の上司との関係はすこぶる良好で、いまは仕事が楽しくてしかたないとか。このような喜びの声をいただけると、本当に霊能者冥利に尽きます。
(秋田県秋田市 村上百合さん 32歳)